イチョウ



イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹、学名:Ginkgo biloba)は、裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する、裸子植物。
花言葉は「鎮魂」 「長寿」「しとやか」



イチョウ科の雌雄 異株の落葉高木で中国原産とされている。材は床材,彫刻材,まな板などに利用される。寺院や神社には古木が多 く,天然記念物に指定されたり,信仰の対象になっているものもある。

 火災に強くて美しく,成長が早い。街路樹として全国的には一番多く植えられ ている。縮景園では原爆でほとんどの樹木が焼けたのに,大イチョウは生き残った。千田小や寺町の報専坊などにも 被爆イチョウがある。

 

 ギンナンを食用にするというと「私たちは葉を食べるけど日本では実を食べる のね」とドイツ女性。15年前のことだった。その後もイチョウ葉から作る薬の話はよく耳にした。とくに「Ginkgou bilobaを見たい」と言ったオランダからの お医者さんの一行は忘れられない。ダッチ発音の学名でたずねられ,何のことかわからなかった。「どんな木?」と きくと「まっすぐ育つ大きな木 」「神秘的な力を持つ」「実がなる」「それは臭い」等々。10月のことでギンナンを拾っている女性に行き合わ す。全員が彼女を取り囲む。写真を撮る。

 

 そんな経験をすると健康食品広告のイチョウ葉エキスが気にかかる。血のめぐ りを良くし頭をすっきりさせる!?これは私にうってつけ。折しも服用しているというアメリカからの女医さんに出 合う。 飲み方や効能を話してくれて最後に「信じて飲まなければだめよ」と言われた。これをかかりつけの医師に話したら 「薬とはそういうもの」だそうだ。

(文・ 恵南一子)