達磨

ダルマは日本の郷土玩具の一つで、お祭りには必ず登場します。又、選挙が始まると、選挙事務所の神棚の上に祭られて、必勝祈願のお守りとなっています。ではダルマとはいったい誰なのでしょうか。

ダルマのモデルとなっているのは、禅宗の初祖でも知られている菩提達磨で、5 世紀頃南インドで王子として生まれ、成長して仏門に入りました。9 年間も動かないで、足が萎え、歩く事ができなくなるまで、瞑想し続けた事でも有名です。 さて、縁起ダルマですが、群馬県高崎市にある少林寺が発祥の地だといわれています。1783年ききんが起こった時、和尚が農民救済のため、お寺に飾ってあった達磨像をもとにだるま人形の木型を製作し、農民たちに張り子のだるまを作らせたところ、たいそう評判になりそれが今の縁起だるまとなったそうです。赤色には、悪魔退散の厄除けの力があると信じられていたため、赤色のダルマは,病除けのお守りとしても用いられるようになりました。又、ダルマは、底が重いので倒してもすぐ起き上がる事から、苦境を乗り切って成功を収めたいと願う商人や、政治家たちの祈願用のマスコットとしてもよく使われるようになりました。

ところで、縁起物のダルマは現在では、目無しダルマが主流になっています。では何故、目がないのでしょうか。日本語の「目」と「願」が同音異義語であるため、目を入れる事がすなわち願いをかなえてもらえると考えられたからです。普通、買ったダルマは、最初、左目だけを書いて、願いがかなうと右の目を書き込んでお祝いします。用の終わったダルマは神社に奉納したり、川に流したり、新年のかがり火で燃やしたりします。皆さんも、ダルマを購入して何かお願い事をしてみませんか。

ReferenceJapan from A to Z, Yen Books